里親を誰ひとり取り残さない

日本には、虐待や経済的な理由などによって親と暮らせない子どもが42,000人います。
その子ども達を一定期間、一緒に暮らしながら養育している里親家庭が約4,300世帯。
養育里親の数は、ほかの先進国と比較して多くはありません。
守秘義務がある里親たち。誰にも打ち明けられない里親ならではの苦悩を吐き出すことのできない環境や構造によって、委託後1年未満でギブアップしてしまう里親がいます。

すべてのこどもが愛のあふれる家庭で暮らすことができる社会の実現には、すべての里親が抱える日々のつらさやしんどさ、喜びを共有できる場が必要です。
里親へのサポート。その先に子ども達の明るい未来があります。

里親の委託率・定着率

出典：「社会的養育の推進に向けて（令和2年10月）」
（厚生労働省） p.3参照

現状の里親を取り巻く環境

ONE LOVEオンライン
里親会が目指すこと

現在、里親たちのコミュニティは、各地域の里親会や行政を通じたつながりが主です。
地方では他の里親とのコミュニケーションもままならないことも少なくありません。
また、地域差がある事を他の地域の里親とコミュニケーションすることで初めて知る事もあります。
ONE LOVE は「オンライン里親会」としてすべての里親がつながり支え合うコミュニティを作ります。

• 地域のつながり
• 定期的なイベント
• 週末里親など行政認定のない
  里親は所属できない

• 会費無料
• いつでもどこでも参加可能
• 全国の里親とつながることができる
  （相談等）

すべての里親に情報を
届け、受け皿になる

• SNSで拡散して対象者に情報を届ける
• 行政と連携して周知
• 全国里親会と連携

オンラインイベント
交流サロン

• 里親に限定した安全なコミュニティ
• コミュニティサロンの運営（週1回）
• サロンで先輩里親に相談

オンライン里親研修
養育講座

• 里親になるための基本講座
• こどもの養育講座
• 里親専門チャンネル

• 

  みつける

  すべての里親に情報を届け、受け皿になる

  現在、全国里親会に所属していない里親や制度外里親（週末里親、季節里親、短期里親）・特別養子縁組里親への支援制度が十分ではありません。
  ONE LOVEオンライン里親会では、すべての里親に必要な情報を届け、受け皿となるために、SNSで里親が情報を見つけ、各地の行政と連携することによって周知をはかり、全国里親会とともに、全ての里親のセーフティネットを目指します。

• 

  つなげる

  オンラインイベント・交流サロン

  ONE LOVEオンライン里親会は、すべての里親に提供する安全・安心のコミュニティです。里親ならではの日常の「しんどさ」を共有・相談し、正しい情報を得られる気軽な交流の場として、オンラインイベントや交流サロンを開催します。週１回のコミュニティサロンの運営や、先輩里親との交流の場を設けます。ひとりで抱えず、全国各地の里親と繋がりを持つことで、誰ひとり取り残さないサポートを行います。

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  ささえる

  オンライン里親研修＆養育講座

  里親として里子を養育するために、温かい愛情と正しい理解が必要です。ときには専門的な知識が求められます。
  基本的に、行政や地域の里親会が里親に対して研修会を開催しますが、研修内容によって地域差があったり、里親会に所属していない里親は研修を受けることができません。
  ONE LOVEオンライン里親会では、オンラインでの開催により研修参加へのハードルを下げ、里親の質・継続率向上に貢献します。

ONE LOVEにかける想い

日本こども支援協会 代表理事　岩朝 しのぶ

私はこれまで、家族や全国の里親仲間のおかげで、なんとか十数年、養育里親として続けることができました。里子からは、大変さの何倍にも勝る喜びをプレゼントとしてもらっていますが一方で、里親をやめてしまおうかと言うほどの辛い経験をしました。

”里親ってなんだろう？”
”結局、何も力になれなかったのではないか”と考え、
心が折れかけたときもありました。
そんな時に、支えられたのは先輩里親の言葉でした。
みんなが同じように感じながら、
”それでもやっぱりこどもたちに寄り添いたい”
”せめて自分だけはこどもの味方でいてあげたい”
そんな風に自分を奮い立たせてここまでやっていくることができた事実があります。
だから、里親には里親仲間が絶対に必要だと思っています。