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里親をやっていて、実親との関係に悩む事はよくありますよね?
どんな事で悩むのか?どうすればいいか?について考えてみました。
この記事が里親の皆さんにとって明日への活力になれば嬉しいです。
親権の強さは、里親にとって悩まされる事が多いですよね。
里親ならご存知のデータをおさらいしてみると、社会的養護下にいる約45,000人の子どものうち、実親がいないのは、約10%にしか過ぎません。
何かしらの事情で育てられない、一緒に居られない実親が、子どもに関心がないことが多いにも関わらず、実親の親権が強いのが、日本の現状です。
実親の親権の強さと、目の前の子どもをみて何とかしたい気持ち。
その狭間で人生かけて子どものために行動するのが、里親です。
里親が実親との関係でどんなことに悩むか、見ていきましょう。
ある里親さんは、「虐待で傷をつけた張本人である実親に許可を得ないと、里親はその傷を治すために病院にいけない」という事を知って、むせび泣いたと語ってくれました。
また、実親からの電話一本で、「帰せ!今すぐ帰せ!」と言われて措置解除されたこともあるようで、その時の気持ちをブログで赤裸々に紹介してくれています。
https://ameblo.jp/jill-sava-maly/entry-10681444811.html
日本はなぜ親権が強い状況が改善されないのか、疑問でしょうがないです。
実親の親権の強さから生まれる悩みに対しては、直接的な解決策はありませんが、声をあげる、里親同士で悩みを分かち合い励まし合うことならできます。
先日、里親保証人問題をテーマに、議員さんに里親の声を届けるオンライン里親サロンを行いましたが、機会があれば、実親の親権をテーマにオンライン里親サロンを開催するのもいいかも知れません。
毎週土曜日に開催されるオンライン里親サロンでは、里親同士がいろんなテーマで悩みを共有したり、励まし合ったりしていますので、ご興味ある方はご参加お待ちしています。
里子がママに会いたいと頻繁に口に出すようになってきて、嫉妬してしまう」というのも、実親との関係で悩む代表例です。
そんな悩みを抱いてしまうのは、里親として、人として自然の事ですが、どうすれば良いでしょうか?
私達が運営するONELOVEオンライン里親会では、里親同士が掲示版で悩みや出来事を匿名で共有する機能があり、前述の実親に嫉妬するという書込に対して、こんなコメントが投げかけられていました。
「私も◯歳の子どもを預かっていて良く分かります。しかし、里子の親を慕う気持ちに、私どもの腹の内は関係ないので、里子の気持ちを素直にうけてみるのはいかがでしょうか?」
「私も最初は嫉妬しましたが、子どもの幸せを一番に考えると、私の里親としての立場より、子どもの気持ちが大事になり、親も一緒に抱きしめてあげたいと思うようになりました。」
「育てている人が子どもにとって主人公です。これからも大変だと思いますが、頑張りすぎずテキトーに頑張って下さい」
同じ里親だからこその、優しさ、重みのあるコメントが寄せられる、日本唯一のコミュニティですので、実親との関係に悩む里親さんは、よかったら遊びに来て下さいね。
これまで何年も里親の大変さを訴えてきたけど、ほとんど改善されていないことに対する悔しいお気持ちは良く理解できます。
けれど、現代は以前に比べて飛躍的に情報が発信しやすくなってきています。
里親としての経験、体験談、子どもを想い人生を掛けてきた事実。
それらは日本社会全体にとって本当に貴重で、今までは陽が当たりにくかったかも知れませんが、確実に社会は変わってきています。
里親、専門家、企業、里親にはなれないけど力になりたい全ての個人・法人が、チームを組んで、里親、子どもの未来を変えるためのアクションを形にしてきましょう。
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