私たちの研究グループでは、日本学術振興会 科学研究費補助事業研究（「養育環境リスク要因の累積が人間発達に及ぼす長期的影響性と影響防御機序の解明」）として、子ども期の体験が、その後の発達や成長、健康に及ぼす影響について追跡調査を実施し、長期間にわたって研究を行っております。

この研究を通して、子どもたちをとりまく環境や日々の体験が、子どもの成長や発達、成人後の心身の健康に及ぼす影響を明らかにし、子どもたちが安心して、健やかに育っていけるような社会環境を創っていくための基礎的な情報を提供させていただきたいと考えております。


この研究の一環として、里親家庭（特別養子縁組を含みます）で生活をされているお子さんが幼い頃に体験されたできごとや、現在の心身の健康のごようすについてお伺いしたく、調査を企画いたしました。

この調査の結果をもとに、お子さんの幼少期での体験が心身の健康や発達におよぼす影響が、その後の児童期・思春期でのさまざまな人間関係や体験によってどのように変わるのかを検討し、健康な人生を送るために必要な子ども期の体験について明らかにすることを目標としています。

今回の調査では、里親家庭で生活されている高校生相当の年齢以上のお子さん（里子さん・養子さん、また実子さんもご協力いただけます場合にはご記入をお願い申し上げます。すべて同じ内容でございます。）と里親様に、アンケート調査へのご協力をお願いしたいと考えております。

お子さんご自身に記入していただきたいアンケートでは現在の人間関係やふだんの活動や生活のごようすなどについてお聞きします。

里親様には、お子さんのこれまでの体験や、現在のご家庭でのごようすなどについてお伺いする予定です。

「調査へのご登録フォーム」から、調査票のお送り先、ご協力いただける
方の人数をご記入いただき、ご送信くださいますよう、お願い申し上げます。


調査票フォーム⇒調査へのご登録フォーム (google.com)


本研究は、「生涯にわたる心身の健康のために大切となる子ども期の体験」を長期的な視点から明らかにすることを目標としていることから、高校生相当の年齢以上のお子さんに、今回の初回アンケートのなかで調査へのご参加をご依頼させていただき、応諾していただいた方々のメールアドレスをお伺いしたうえで、次年度以降 5 年間にわたる年 1 回のオンライン調査の実施を計画しております。

オンラインでのフォローアップ調査では、その時々での心身の健康や就学・就労状況、対人関係のご様子などについてお伺いする予定です。

調査ご協力のお願い（PDF）は以下からご覧ください

調査はすべて無記名で実施し、個人情報が特定される心配はございません。

お忙しいところ、恐縮でございますが、研究の主旨をご理解のうえ、アンケート調査にご協力賜りますよう、お願い申し上げます。

調査票フォーム⇒調査へのご登録フォーム (google.com)

なお、本調査の実施につきましては、先般、オンライン里親会の会長様ならびに役員の皆様方にお諮りいただき、ご了承をいただいております。

本調査についてご不明な点などがございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。
（調査事務担当：お茶の水女子大学 人間発達教育科学研究所 松本聡子）
連絡先：info.chousa＠gmail.com