すでに短期里親をされている方も、今一度振り返っていただきたいのですが、短期里親という言葉には、以下2つの意味が含まれています。

・養育里親として一定の短い期間養育をする

・週末や夏休みなどの一定期間だけ児童養護施設で暮らす子どもを預かる

大半の方は、後者が思い浮かぶと思いますが、後者は、制度上の里親としてみなされているわけではなく、養育費等の金銭的なサポートを受けることができません。

各自治体により短期里親に対する名称は異なり、週末里親、季節里親、3日里親、ふれあい里親、ホームステイ里親、ショートステイと様々なものが存在します。

養育里親に該当しない短期里親は、以下の特徴があります。

・子どもは児童養護施設等に在住し、一定期間預かる

・人生丸抱えせずにすむ

・養育費が出ない

・養育里親と比較して研修制度が少ない

・資格の必要要件は自治体により異なる

児童養護施設で暮らす子ども達が普通の家庭を経験するのに、親戚の子どもを預かるような感覚で（比較的低いハードルで）、社会的養護が必要な子ども達のために参画できる仕組みではある一方で、研修制度の整備等も求められています。

制度として確立されていないため、困った事があっても、公に相談できる場所がないのが現状です。

児童相談所や児童養護施設等に相談ができることがありますが、専門的な相談機関という訳ではありません。

養育里親とは異なる短期里親が相談できる機関がない現状ですが、全国で唯一、短期の里親に関しての啓発等を目的とした団体がありますので、お悩みがあればご相談できるかもしれません。

https://www.rac-foster.or.jp/

代表は歯科医師、MBA、2児の母と様々な肩書のある方で、里親の啓蒙に思いを持たれているようで、ブログ発信をされているのを読まれるだけでも、気持ちが楽になることもあるかと思いますので、ご参考下さい！

これまでご紹介の短期里親と異なり、制度上認められている養育里親として短い期間、子どもを預かる事に関しても、特有の悩みはつきません。

金銭面など公的な支援があっても、手厚いサポートがあるわけではなく、誰かに何かを相談したいことは山程出てきます。

養育里親として悩みを誰かと相談したい、共有したいというご要望がある方は、自宅でオンラインで里親仲間と繋がれる、オンライン里親サロンを覗いてみて下さい。

オンライン里親サロンは、毎週土曜日21時に開催されていて、養育里親でない誰もが参加できる週もありますので、養育里親に認定されていない短期里親をされている方も、参加することができます。

また、オンライン里親サロンで里親と交流するのは、苦手意識があるという方も、色んな悩みを匿名で掲示板投稿が可能で、先輩里親が自らの体験に基づいてアドバイスや共感のコメントをくれる仕組みもあります。

気になる方は、登録無料オンライン里親サロンの概要をご参考ください。