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皆さん、ごきげんよう!つくば香風寮のコラム連載をご覧いただき、ありがとうございます!
いよいよ最終回となりました。前回に引き続き、茨城県の里親支援の新しいカタチについて取り上げます。
令和元年11月より始まった「茨城県里親制度等普及促進・リクルート事業」ですが、最初は手探りでの活動でした。これまでの広報活動に加え、どんなことができるのか、どんな広報効果が得られるのか、まずは自分達で情報を集め、実践し、振り返るという作業の繰り返しでした。
これまでの広報啓発活動の取り組みを参考にしたり、思いつく限りのことを1つずつ実践したりと、コツコツと地道に行っていきました。「広報の効果はすぐには表れない。地道なことをコツコツやっていこう。」と里親リクルーター同士で話し合っていました。
コツコツと続けるうちに、少しずつ電話やメールでのお問い合わせが増えてきました。ブログや各SNSでの発信も積極的に行い、ブログは茨城県民のみならず、全国の方にご覧いただいています。少しずつ認知されはじめ、フォロワー数も増えてきました。身内の職員のみならず、他県の里親支援に携わる方からも「いつもブログ拝見しています!」「この前の内容、とても分かりやすくて良かったよ!」とお声かけしていただくようになりました。
そんな中、新たな広報活動を開拓している矢先に新型コロナウイルスの影響により、外出自粛を余儀なくされる事態となりました。緊急事態宣言中は外部での広報啓発活動はもちろんのこと、人と接触をする活動は一切できませんでした。参加する予定だった各市町村でのお祭りやイベントも軒並み中止となってしまい、とても落胆しました。
活動が制限されるのは残念でしたが、自分達と周りの人の命を守る行動をとることが最優先でしたので、その間、私達は今だからこそできること、感染症対策をしながらの広報啓発活動を考えることにしました。
外出自粛期間中はブログでの発信だけでなく、広報啓発グッズの作成、ケーブルテレビCMの作成、市町村の広報誌への記事掲載、新聞への折込広告封入、プレスリリース配信の検討、里親制度パネル展の企画、各SNSの見直しなどの人との接触を避けた方法で広報啓発活動を進めました。
感染症対策をしながらの広報啓発活動はこれからも考えていかなければなりません。しっかりと予防・対策をした上で、どこで、どのような広報を打つことができるのか、今後もいろいろと模索していきたいと思います。費用対効果や広報効果もしっかりと振り返りながら活動を進めていきます。
今後の課題として、広報はどうしてもお金がかかるものですし、お金をかけることも必要な部分があります。予算との兼ね合いを考えつつ、どこにお金をかけるのか、どこを節約するのか、1つひとつ検討しながら行っています。今後としては、予算を集める、ということも検討してみたいところです。
また、これまでの広報啓発活動のノウハウをしっかりとマニュアルに落とし込み、誰が見ても分かるようにしておくことや、広報効果や結果を、貴重な広報のデータとして今後に活かせるように記録し、分かりやすくして残していくことも私達の重要な仕事となってくるかと思っています。
以上、2回に渡って私達の活動についてご紹介させていただきました。
何より、活動をしていく中でいつも思うことは、里親制度にご理解をしてくださった方々のおかげで、いろいろな活動ができていることです。
各関係機関はもちろんのこと、個人でも団体でも私達の事業の趣旨を理解し、必要性を感じてくださり、少しでも子ども達のためになるならば!と動いてくださる方々がいるから成り立っています。
本当に、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。この連載を読んでくださっている方も。ありがとうございます。
1人ひとりにできることは必ずあると思いますし、自分にできることをコツコツやるのみ、だと思います。
里親登録をして、実際に里子を育てることができる方もいれば、里親制度を理解し、地域で里親家庭を見守る方、里親制度について見聞きしたことを家族や友人に話す方、私達のように里親支援をする者などさまざまです。
また、ポスターやチラシを設置してくださる店舗も茨城県内であれば募集しておりますので、ぜひお声かけいただければと思います。
ブログや各SNSで情報発信もしていますので、そちらをご覧いただいて教養として身につけ、身近な方に発信していただくことも立派な里親支援だと思っています。
未来ある子ども達が、温かく安心安全な家庭環境の中で育つことができるよう、少しずつ社会を変えていけたらと思います。
私達の活動が、誰かの行動のきっかけや後押しとなり、子ども達が暮らしやすい社会を作る第一歩となれば、と願いながらこれからも活動して参ります。
今後とも、宜しくお願い致します。
4回に渡る連載をお読みいただきまして、ありがとうございました。
次は、つくば香風寮のブログ、もしくは各SNSのいずれかでお会い致しましょう。
つくば香風寮
平成23年4月にスタートした4つの小規模ユニットからなる定員30名の児童養護施設になります。運営母体は社会福祉法人同仁会です。つくば香風寮は家庭的な雰囲気を大切にし、子どもの性別、年齢、特性に応じた柔軟な養育を心掛けています。里親支援においては平成27年から里親支援専門相談員を配置し、令和元年11月からは里親制度等普及促進・リクルート事業を受託し、施設としての里親支援活動をより活発に行っています。
団体概要 / ご寄付・ご支援窓口
団体名 | 社会福祉法人同仁会 つくば香風寮 |
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連絡先 | 電 話 029-875-3451 メール fostercare.kidskohoo@gmail.com |
寄付窓口 | つくば香風寮 事務窓口まで |
ホームページ | http://www.doujinkai.or.jp/ |
ブログ | つくば香風寮の里親支援活動日記 https://satooyarecruit1001.blog.fc2.com/ |
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