© ONE LOVE All Rights reserved.
こんにちは!【きょうと里親支援・ショートステイ事業拠点 ほっとはぐ】です。
第3回目は「広報啓発活動について」です。
里親制度を普及啓発するためのキャッチフレーズは、どこの地域でも悩まれていることと思います。
「里親になってください」
「知ってください、里親制度」
「あなたを必要としている子どもがいます」
「里親ってなぁに?」
「はじめましてで、はじまる家族」 …等々
商店街で、里親制度のチラシを手に、「里親制度ってご存知ですか?」と声をかけていた10年前、とにかく「里親」の存在を知ってもらうことが必要だと活動していました。
社会的養護を必要とする子どもたちが、身近に存在していること、その担い手である里親の存在を知ってほしい、その一心だったと思います。民生委員さんの会合や研修など、お声をかけて、承諾を得られたところから、少しずつ広げていきましたが、商店街等では「子どもを担う大事なことを、こんな街角で募るのか!」と少しあきれたようにお叱りを受けたこともありました。
その後、大型商業施設や区役所を使っての広報啓発活動では、社会的養護を必要とする子どもたちの現状が伝えられるように、パネル展示を行うようになりました。
自分たちの町に、社会的養護を必要とする子どもがいて、親と離れて施設で暮らしている子どもたちがいること。
それがテレビの中のことではなく、すぐ身近に存在していること。
他人ごと、ではなく、私たちも関わることになるかもしれない、子育てシステムの変換についてのお話であること。
一緒に考えてほしいこと。
力を貸してほしいこと。
児童相談所のCWや施設の里親支援専門相談員が一丸となって、さまざまな地域で実施しました。
児童相談所や里親支援専門相談員が地道に開拓してきた商業施設等での活動は、微力ながらも、里親制度を知るきっかけにつながり、実際に里親登録に至るケースも増えてきました。そこに拍車をかける勢いで、昨年度、京都市がメッセージ動画を作成!広報啓発会場だけでなく、京都駅などでも流れました。
京都市が子育て支援を最重要施策の一つとして掲げ、地域で子どもをはぐくむ<はぐくみ文化>の推進に向けた京都市民へのメッセージだと感じました。
また、京都市では市民公募で、養育里親の愛称が「はぐくみさん」に決定し、チラシもできました。
(メッセージ動画) ※下記Webサイトからもご視聴いただけます。
(チラシ)
京都市のキャッチフレーズです。
今年度は、各区役所・支所子どもはぐくみ室の協力を得て、毎月どこかの行政区で、里親登録基礎研修が実施されることになりました。
里親が、社会的養育者として、子どもの福祉制度の一つとして機能していくことの始まりだと感じています。
京都市はぐくみさん応援Webサイトも開設されました。
https://hagukumisan.city.kyoto.lg.jp
ぜひ、多くの方に届いて欲しい、と思います。
最後までお読みいただき、有難うございました。
次回は、「ほっとはぐのこと」です。
きょうと里親支援・ショートステイ事業拠点 ほっとはぐ
里親支援機関として<里親サポートセンター青い鳥>を運営していた社会福祉法人積慶園が、令和2年10月より、京都市から新たに委託を受けて【きょうと里親支援・ショートステイ事業拠点(ほっとはぐ)】の運営をスタートさせました。市内で市所管の児童養護施設・乳児院がない地域(下京区・中京区・伏見区・南区)を対象に、里親支援機能及び子育て家庭の一時的な休息のためのショートステイ機能を併せ持つ、身近な地域で子どもと子育て家庭を支える京都市初の取り組みです。
京都が誇る「はぐくみ文化」を継承し、すべての子ども・子育て家庭の笑顔があふれるまちづくりを目指し活動しています。
団体概要
団体名 | 社会福祉法人 積慶園 きょうと里親支援・ショートステイ事業拠点 ほっとはぐ |
---|---|
連絡先 | 電 話:075-202-1733 メール:kyoto-fcss@hot-hug.com |
ホームページ | https://www.hot-hug.com |
“心の支え”となるコミュニティ
ONE LOVE オンライン里親会は、里親が抱える日々のつらさやしんどさ、喜びを共有できるコミュニティとしてすべての里親をサポートします。
オンライン里親会は、無料で参加いただけます
メンバー登録をするはじめて知った里親の方へ
ONE LOVE オンライン里親会とは里親や次世代の子どもを支えたい方へ
寄付で支える