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子育て支援・虐待防止を目的に、様々な事情や背景により子育てが大変になっている家庭への訪問型の子育て支援「養育支援」「食の支援」、そして「里親家庭支援」を行っているNPO法人バディチームの2回目です。
時節柄、リレーが難しいためにバトンを渡さずに岡田が続走します。
(学生時代は長距離走の得意な体育会系でした♪)
今回は「訪問型」…家庭に入る子育て支援の大切な役割についてお伝えしたいと思います。
子育てをしている人を孤立させないこと、「孤育て」にならないようにということは、子育て支援の基本として合言葉のように交わされていますが、乳児期の子育てでは「今日は大人とは誰とも話さずに一日が過ぎてしまった」というようなこともよくある中で、コロナ禍ではさらに孤立状態になっている方が増え、とても心配な状況が続いています。
さらにコロナ禍に関わらず子育てに困難をかかえている家庭では、もとより様々な事情で外出することが難しいことや、人との良好な関係を築き継続していくことが苦手なことも感じられ、敢えて孤立に向かっているかのように見えてしまう家庭もあります。
また、「子ども食堂」が増えて地域の居場所として広く頼りにされてきている中でも、子ども食堂に行きたくても行けない世帯がかなりあるということが、ある地区の調査でわかったことで、家庭に訪問して食事をつくる「食の支援」事業が始まったという経緯もあります。
孤立してしまっている家庭はとても多くあります。
孤立を防ぐために、こちらから家庭へ訪問すること。
定期的に人が来て、話し相手になってくれるということで得られる安心感。
たわいもない話ができて、ぐちを聞いてくれる人の存在。
児童相談所や行政職員の訪問は拒否していても、子育てパートナー(支援員)の○○さんには来て欲しいと言われることもあります。
特に課題があると心配されているような家庭には、指導よりも支援が必要です。
周囲から孤立してしまっている家庭からは「友達のような存在」が求められていると感じることもあります。
保育、家事、送迎、学習支援など一番手が欲しいところへのお手伝い。
手伝ってもらいたいことをしてもらうことで、いっぱいいっぱいの状態から少し負担が軽減され、少しだけでも前向きになれると一歩次に進めるということがあります。
訪問型子育て支援の必要性や魅力については、まだまだ語りつくせませんが、いずれにしても子育てパートナー(支援員)と家庭との関係は、支援するされるという一方向的なものでもありません。私たちも様々なご家庭との出会いの中で得られることも多くあり、お互いに支えられていると感じながら継続しています。
そして子育て家庭への訪問型支援の必要性を実感し始めた頃に、里親さんの家庭にもこのような支援が役に立つことがあるだろうかと、ふと考えました。
2008年頃でした。(つづく)
NPO法人バディチーム
子育て支援・虐待防止を目的に2007年に設立し、東京都内で様々な事情や背景により子育てが大変になっているご家庭に訪問し、保育・家事・送迎・学習支援などを行い、親子に寄り添いその歩みを支える活動を行っています。
事業内容は「養育支援訪問」「食の支援」「里親家庭支援」を柱として、現場で活躍する子育て支援者は年齢性別、資格や経験の有無を問わずに募集。それぞれの得意分野を活かして活躍しています。
団体概要
団体名 | NPO法人バディチーム |
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連絡先 | 住 所:新宿区下宮比町2-28-205 電 話:03-6457-5312 メール:honbu@buddy-team.com |
ホームページ | http://buddy-team.com |
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