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リレーコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
「江戸川区児童相談所 はあとポート」の里親家庭の支援についてご紹介します。
5月21日の広報活動の回に続き、江戸川区児童相談所内で活動している民間フォスタリング機関の取り組みを中心にご紹介します。
現在、江戸川区児童相談所の里親支援の担当は、里親担当児童福祉司と養育家庭専門員、そして私たち民間のフォスタリング機関(二葉・子どもと里親サポートステーション)の職員4名が席を並べ連携しながら活動しています。
「子どものための里親制度」に興味を持った方に気軽にお問い合わせいただく窓口として江戸川区では「里親ステーション ふぉれすと」があり、前回のコラムでご紹介したようにH Pも開設しています。
「ふぉれすと」は森(forest)の緑色、安心、安らぎのイメージから名付けられています。
支援の面でも、“子育てに優しいまち”江戸川区として、里親家庭が地域の中で安心して子育てできることを目指して、関係機関と連携しながら温かく細かいところに手が届くサポートができるように心がけています。
私たち民間のフォスタリング機関は、里親にかかわる様々な事業を江戸川区から受託しています。具体的には、里親制度の啓発活動から、里親希望者の開拓や相談窓口、里親になってからのサポート、養育支援や養育家庭(里親)で育つ子どもの自立支援、などの業務です。
養育中に利用できるレスパイトや育児家事援助者の派遣、学習ボランティアの派遣の窓口にもなっています。
私たちは里親に関心を持ってくださる方が相談に来られた時から対応いたします。里親登録後の、子どもを迎え入れる準備の段階から個別研修やお話を聴く機会を作り、ご心配なことなどを気軽に相談していただける関係づくりに取り組んでいます。
昨年(2020年)4月、江戸川区児童相談所が開所してから、区内の里親家庭がどのような支援を必要としているのかを知るためにも、児童相談所の里親担当職員と協働して里親さんや子どもたちにお会いして、よりよい支援のあり方を模索しているところです。
同時に、私たちだけで訪問支援を行なう機会も作っています。児童相談所の立場とは異なり、里親さんがちょっとしたことでも気軽に話せる中立的な立場の機関として活用してもらいたいと考えています。
子どもを長期にわたって養育する家庭の相談支援は東京都の「チーム養育体制」を引き継ぎ、江戸川区担当の乳児院や児童養護施設の里親支援専門相談員と一緒に訪問することもあります。里親支援専門相談員は、里親と同じく子どもと生活を共にする養育者の立場からの共感的な支援を行います。施設での子どもの養育や自立支援、学校との連携などのノウハウの提供など地域に根差した柔軟な支援が強みです。
相談支援については、各職員が施設での養育経験や蓄積されたノウハウを生かして話し合いながら進めています。現在は、4名全員が訪問支援を分担しています。
また、私たちが所属する「二葉・子どもと里親サポートステーション」は、東京都の「里親支援機関事業」を2008年度開始当初から受託しています。事業を継続する中で、里親さんや子どもから、様々な支援ニーズを学び蓄積してきました。
機関の母体である乳児院での里親支援のなかで得た経験もあります。これらの学びは、支援というより、里親さんや子どもからの話を丁寧に聴き、一緒に考える姿勢を大事にしてきた結果だと考えています。
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