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公益財団法人全国里親会の会長を長くつとめられ、昭和56年から里親として子どもを養育してこられた河内氏に「里親養育のあり方を考えるー私の経験から」と題してお話しいただきました。
今回の講演者
河内 美舟 氏
公益財団法人全国里親会 会長
社会福祉法人同朋福祉会 理事長
ともの園ケアグループ 総合園長
特別養護老人ホームみのり園 園長
障害者支援施設ライブリーあそかの園 園長
講演内容① 里親養育のあり方を考える
河内氏が児童福祉に関わったのは24歳の時で、無認可保育施設から僻地保育所の創設に関わられました。
ISSG(日本国際社会事業団)の方からの紹介で、第1回目のASEAN会議の後、法務省と外務省の兼ね合いのもとに「日本で子どもを養育してくれる人がいたら」ということで紹介を受け、日本最初のベトナム難民の子どもさん3名を受け入れたそうです。これが河内氏と難民の子どもたちとの出会いとなりました。
河内氏は、高齢者のケアホームでは、特別養護老人ホーム、特定施設生活介護・介護予防施設を運営、障がい福祉事業では、第1種福祉事業、第2種福祉事業を営んでいます。
グループホームは障がいのあるお子さんが社会で暮らすときに、居場所となります。
また、河内氏がさまざまな相談を受けるにあたって、総合相談支援センターも運営し、これは児童福祉事業として虐待防止予防センターとなっているそうです。ファミリーホームもこの中に位置付けられます。
社会福祉法人では初めてのファミリーホームの創設となり、ファミリーホームの名前は「てつなぎ」と名付けました。
最初は1名のお子さんから受け入れをはじめ、現在ではいろんなお子さんをご案内しているそうです。
河内氏がご自身の里親養育の経験から語ってくださいました。
「里親になったときには「ずっとこの子にそばにいたい」、「この子を見守りたい」「この子の行く末をずっと考えていたい」、「自分の思いをしっかり届けたい」、これらが里親養育の思いの一部だと思います。しかしながら、子どもたちは子どもたちの人生がありますし、子どもの意見を表出する場も必要だと思います。
そして子どもたちの思いは一様にして、「わが親に勝る親あらめや」ではないでしょうか。
どんなに子どもに対して手荒な親であっても、子どもに害が及んでいようとも、子どもの前で里親さんが実親の家庭を批判しても、子ども自身は里親さんと同じ気持ちにはならないと思います。
「自分の親が一番いい」「出来たら早くおうちに帰りたい」、そんな思いも強いかもしれません。また家庭的養育から親子関係再構築ですが、普通なら措置を受けているため、親子関係再構築を最初から考えることができている里親さんは、あまりいらっしゃらないのではないかと思います。しかしながら私たちは、里親というのをもう一度見直さなければならないと思います。子どもに人権があるように、子どもの意見表明ができるように、親子関係は切っても切れない関係です。よほどの社会的問題がなければ、親子関係再構築を考えていかなければならないと思います。
私の場合はファミリーホームを営んでいますけれども、最初に子どもに出会った時に、まず子どもは親に同伴してきてもらうことになっています。
そして可能であれば、学校行事には養育者、管理者、そして実親へご案内いたします。
そうして大人たちが関係することで、子どもに関することを共有することになります。
その時が唯一の親子の場になります。時にして、子どもを委ねられる実親さんが措置の時に、「もう帰ってこなくていいよ」と子どもに言うこともあります。
子どもも「帰るものか」とか言ってはならない親への罵声もあります。
しかしながら、いろんな話を重ねるにつれて、子どもは親に心を傾けていくことになります。
運動会では、他の子どもたちに「この人が僕のお母さんだよ」と堂々と胸を張って言います。地域の保護者さんたちもご来賓の方たちも運動会の時のその光景が、ごく普通のものだと見ているように思います。」
講演内容② 親子関係再構築
河内氏は次の句を紹介してくださいました。
十億の人に十億の母有れど
わが母にまさる母あらめやも
この句は私たちに、そして世界の人々にはお母さんがいることを表しております。
また親子関係再構築について、里親にとって自分の見ている子どもだから、人様に渡したくない、実親に返したくない、そうした思いが出てくると思います。しかしながら子どもにとって、この句のとおり産みの親に返していく、つまり親子関係の再構築をしていかなければなりません。親子関係再構築というのは大変なことですが、成人したあとでも親子関係再構築してく事例を経験して、親子関係再構築の重要性を実感しました。
私が里親養育を始めた頃、感じたことは自分もまだ未経験でした。
しかし、ある里親家庭に感動をもったことにより始めました。24歳の時に保育所を作って、やがて認可保育所に近づけていって、それからいろんな子どもたちとの出会いがありました。
その保育所の出会いの中に、障がいを持たれたお子さんもいらっしゃいました。
そして昭和50年から52年あたり、障がい児保育、障がい児教育が全国的にいわれるようになりました。
国の方もその辺の動きがあったかもしれませんが、まだその当時は私は行政のことには疎かったです。目の前の保育をする子どもの中で、障がいを持ったお子さんがいました。
そのご家庭は子どもの障がいを認めたくない一方で、他に行くところがない現実に直面していました。そこで私の経営する保育園にくることになりました。保育園でも、子どもの遊びの中でも違う行動をとることがわかりました。
しかし障がい児保育と一般保育のドッキングをすることにしました。
そして養護学校というような分校を考えて、保育本体とつなぎあわせることがことが、
できるように行政にかけ合いました。
その中で、市議会議員さんのところに行くことになりました。里親家庭とは知りませんでしたけれど、子どもがお茶をもてなしてくれました。すばらしい家庭だなと思いました。市議会議員さんのもとを後にする際、「すばらしいお子さんですね。よくしつけられましたね。」
そうすると市議会議員さんは、「実はこの子どもは私の委託児童です。」と言いました。
すばらしい家庭環境だなと感じました。
この市議会議員さんと接点があり、里親になることを決意しました。それから委託児童を引き受けました。
自傷行為、他傷行為、物損行為などさまざまなことを経験しました。そうしたことでご近所に迷惑をかけることが出てきました。しかし、地域の方々が優しく見守ってくれたり、学校が事情を知ってくれることで、里親家庭をやっていくことができました。
安心安全の家庭生活には地域のみなさまの見守りが大切になります。
地域との関わりとこだわりが鍵となります。子どもの居場所が里親家庭から巣立ってからも地域のみなさんと、気にかけることが養育に欠かせません。里親養育は社会資源を活用したものでなければなりません。
〇受託から真実告知、そして巣立ちまで
河内会長のもとに最初にきた、4歳の男の子。その時のことを話してくださいました。
「子どもは里親を他人ということをわかっています。そのため私たちを施設長のような感じで呼んでました。
受託から真実告知は、子どもの成長の節目に、それとなく何となく、行うのが大切です。他者から産みの親の情報、とくにマイナスの情報を聞く前に、子どもの痛みの少ないようにしていかなればいけません。また特別養子縁組の前に、子どもの自立・社会に巣立つ前に、お母さんも2つ名前があって、旧姓と結婚後の名前で、いろんな機会に名前は変わることもあるということを伝えております。」
「委託されてから近所にあいさつ回りしました。「今日から私たちの子どもです。」と伝えました。そして大きくなり、小学校を卒業するとき、高校を卒業するときに、卒業証書に自分の本名が書かれてあり、里親に言えない思いを抱えていました。実親との関係もありながら、真実告知をすることになりました。今では私どもの施設で働いてくれています。」
講演内容③ 里親家庭における養育児童にかかる虐待等アンケートから
昨年度、実施した全里親家庭へのアンケート結果について考えていきました。
(スライド13P~)
〇地域的に・社会的に里親家庭養育にエールを
虐待問題グラデーションやしつけの意味合いといったことを踏まえて。
里親の立ち位置に悩みを考えるもの、そして里親家庭養育にエールをこめたアンケートとなりました。
虐待を受けた子どもや様々な体験をしてきた子どもを委託児童として、委託・受け入れた時の苦労したこと、その時に必要だった支援について
〇苦労したこと
〇その時に必要だった支援
意外と多かったのは子どもの行動への対応です。それから相談支援・危難に関するものありました。次に里親の感情のコントロールです。知識・研修や情報不足もありました。
情報不足は里親さんへの収集の手立て、あるいは外部からの情報の発信が、行き渡らないといったことになるかと思います。
あなたが見聞きした里親家庭における「これって虐待なのでは」といった言葉や対応について事例があれば具体的にお書きください。
虐待を疑う事例として、
等があります。
またおかしいと思ったことは児童相談所に相談されているようです。
行政とのきめ細やかな関係作りが重要だと思っております。
里親家庭での虐待を防止するために何か里親会としてどのような対策をしていますか。
また、虐待防止のために何が必要と考えますか。
これは虐待防止対策の問題です。
里親会と行政の連携とか、話ができる場面がもてるようにといったことがあります。いろいろ工夫がされております。そして、虐待防止に必要なことですが、里親会の活動・サロン活動、また教育・研修があがっています。これは直接いろいろな方との交わりの中で効果が出てくるかと思います。
(スライド18・19P)
里親家庭における養育児童の暴力・暴言・言葉やスマホ等による悪評拡散や
通報被害などの被害を被った場合の対処について
暴力暴言悪評拡散や通報被害の対処として、
児童相談所や関係機関との関係について一番多かったのが「オープンな環境・情報の整備」、「里親だけでは出来ない」といったことでした。
児童相談所や関係機関との関係では「保護場所確保・関係機関連携」が一番多かったです。
次に「連絡体制整備・情報の共有」、そして「児童相談所による面談」等があります。
里親家庭支援のむすびに・・・
虐待等アンケートから
最後に、河内氏が虐待等のアンケートから感じたことをお話しくださいました。
「全国里親会もその対応に一生懸命がんばっているところですが、すべては消化できるものではありません。里親相談というのは、お互いにうなづきあうということを必要としてます。
また話したことにおいて、すこし自分の思いが整理・方向転換できるようになるかもしれません。愛しい子どもたちを養育してきて、里親さん誰もが思ってきたこと、感じたこと、悩んだことがいつの日かわかってもらえることを期待して、何度も立ち止まって、ため息がでたこともあると思います。」
参加者からいただいた質問
里親に興味があり、里親になりたいと思っています。どういう理解をして、勉強をしていけば、里親認定をいただけるのでしょうか。
里親になりたい希望の方は大歓迎です。
どこの地区にあっても里親さんは不足しているものですから、子どもたちの家庭的養育の場として必要不可欠です。
ぜひとも里親登録して、里親さんになっていただきたいと思いますが、里親さんに登録される前に、里親サロンがあちらこちらと開かれております。
里親サロンの中に入れるようにお声かけして、その場の雰囲気から入っていかれることも、
いいかもしれません。また里親さんもですね、苦しい思いがたくさんあったでしょうけど、
苦しさ越えて、その倍の喜びもあったかと思います。マイナス思考ではなく、プラス思考で里親さんとして養育していけることが大事です。
それから里親さんに関する書籍がたくさん出ています。
また研修等も開催されています。いろいろ場に足を向けられ、ご自身の中で消化されて、里親登録の申請へこぎ着けていただければと思います。
うちの委託児童は小学3年生で我が家にきました。小学生ですから、それまでにいろいろな交流があります。本人は私が里親だということは周囲に言ってほしくないようなのですが、本人は戸籍上の名字を名乗っており、表札の違いに疑問をもっていました。年齢的には私はおばあちゃんの年ですので、母方の祖母といえばいいのかもしれませんが、里親支援員からは、子どもにウソをつかせるのはよくないと言われています。
委託児童であることは究極の個人情報ですので、本人の気持ちを無視して、本当のことを言わなければならないのでしょうか。
難しい問題ですけれども、私も名前が二つあるといいましたね。旧姓と結婚後の名字です。いろんな立場でいろいろな名前をもっている方がいらっしゃると思うのです。
俳句する人、芸を極める人、ペンネームで活躍する人、いろんなところでたくさんの名前をもっている人がいることを知ってほしいです。
それと実親さんの名前の方で、気にかかるというのであれば、「この名前、大事なんだよ」
と言い添えていただければと思います。やっぱり自分の名前は大事にしてほしいです。
全国里親会として会員のニーズを把握する必要があると思いますが、どのような手段で里親さんの声をくみ取るのか、取り組みを教えていただければと思います。
里親さんのニーズは個々で調べることは難しいのですが、各里親さんから声が上がってきたことについては、事務局等と情報を共有できてますが、ニーズの分を即回答というのは難しいところがあります。
相澤氏
全国里親会として各地区の会長さんの会長会議を年に数回開催していますが、それぞれの地区の声を各会長さんを通して全国里親さんへ届けてもらうようになっています。里親会はブロック別の会がありますので、共通する議題はブロック別で話し合っていただいて、それを全国里親会が話し合うというようなシステムになっています。
全国里親会からアンケートを通して対策をしていくことになるかと思います。また、把握するひとつのチャンスとしては、全国大会があります。里親さんが大勢参加してくださっていました。私が理事をしていた時には「里親さんはどんなことを希望していますか」といったことでアンケートをとって、希望を把握し全国里親会として取り組みを検討したこともありますので、全国大会を通してニーズの把握の機会を求めることもありかと思います。
河内氏
会長会議は上半期と下半期の年2回、会議を行っております。
そのときの会長さんから議長さんが出ていただいて、みなさんの意見をしっかり出してもらって、その場で回答するものと、課題として継続するものがございます。
また全国には8ブロックあります。8ブロックでブロック長さんがいらっしゃいますので、
ブロック長さんは担当ブロックの里親さんの意見をまとめられて、全国里親会へ届けられますが、ブロック長会議も年2回開催しております。
その時もブロック長さんとしての責任上、ニーズを把握することにも努めることになっております。
最近、各里親会会長さんから上がってきているようなニーズは、どういうものがありますか。
いろいろな社会的資源の中にあるんですが、障がいをもたれる子どもさんに対して、
放課後等デイサービスを利用するにあたって、いろいろな声があがってきております。
利用にむけて準備が整いつつあるようですので、各自で調べられて、養育につなげられては、と思います。
虐待防止対策のアンケートで、里子である当事者のアドボカシーが大事ですが、里親としての地位が確立しておらず、一方的な措置解除につながっています。
里親の権利擁護の機関がなければ、里親の担い手は増えません。全国里親会や厚生労働省にも働きかけていく必要があるのではないでしょうか。
昨年の大臣要望を通じて、今年の大臣要望にも、里親の弁明の場や調査の方法について大臣と話しをかわしていただいた次第です。これからもまだまだお願いしていくことが多いと思います。
里親研修を受けて、里親登録に進んでいる途中です。地域の里親会に入るメリットがよくわからないので、教えてください。また調べてみると地域によって里親会の会費が違うようなのですが、どうして違うのでしょうか。
メリットは人それぞれ受け取り方に違いがあるかもしれません。里親会に入っていただくと、地区の里親会では都道府県単位の情報が入ってくることと、全国里親会の情報を都道府県を通して発信していることもあります。また国・行政との関連する情報を提供しております。また里親会に入れば、里親さん同士の交流をすることができます。
別の里親会の情報も知ることができます。また委託児童のランドセルの申し込みもできます。会費については全国バラバラになっております。全国里親会でこれをとりまとめることはできないのです。
各地区の里親会の個別の事情により、会費が異なります。例えば、一般財団法人、NPO法人といった団体のあり方も異なります。助成金があるところとないところで違いが出てくると思います。ただ重要なことは行政と各里親会がしっかりつながっていることが今後の発展には大切だと思います。
全国里親会のホームページに全国里親会の目的として、『里親制度の発展と普及』ということが書かれています。全国里親会の長期ビジョンを教えてください。
一口に言えませんけれども、毎年、事業計画をホームページに出しております。
公益財団法人として、いろいろな制約が出てきましたが、制度にのっとった団体として充実した内容にしていきたいと思います。
児童相談所との関わりについてのご相談です。
児童相談所に委託児童の養育について相談をしても、具体的に相談にのってくれず、里親さんが一人で試行錯誤しているということをよく耳にします。
自治体間格差もあるのでしょうが、児童相談所が本来の機能を果たしていないように思います。
どのように児童相談所の職員に働きかけをしていけばよろしいでしょうか。
全国には、余りある対応をしてくれる児童相談所もあります。何回もアクションを児童相談所にかけてください。お互いに相互扶助的な関係も必要になるかと思います。
国が変われば、自治体が変わります。自治体が変われば児童相談所も変わります。
これからいい方向にかわっていくと思います。
相澤先生
里親支援センターが児童福祉施設としてできますし、そういったいろんなネットワークで相談を受けていくのは大切だと思います。
児童が委託された1年目は、夫婦のどちらかが養育に専念するのが望ましい、とか、共働きでも可能、といった条件が異なります。会長のお考えではどうでしょうか。
要件は、本当は統一されていなければならないと思います。地域性もそこにはあるのだと思いますが、全国里親会としても、各地区の里親会を通して児童相談所に要望として届けていきたいと思います。
日本では里親委託率が低いです。それを改善するにはどうすればいいのでしょうか。
このご意見は本当に多い意見の一つです、委託率の充実というより、中身の充実が重要だと思います。全国里親会としては、委託率の前に、里親さんに養育力をつけていただきたいと思います。
子どもは親を選べない。親も子どもを選べないというのが根底にあるといいかと思います。
子どもの年齢にあった、そして子どもの養育にかなう親子関係の年齢差のある里親さんが望ましいと思います。
今、児童相談所の方に相談にいっていて、里親認定をもらって里親になりたいと思っております。 研修や実習を終えて里親になる要件を満たしたのですが、児童相談所はまだ私たち夫婦の理解が足りないと判断されていて、里親申請がまだできなくて、理解を深めるために夫婦で相談しているところです。どうしたらいいのか教えてください。
市役所にある地域福祉課や子ども支援課といったところで、短期里親を取り扱っております。たとえば市町を経由して児童相談所に要望を出すと通るかもしれません。
各里親会の問題は、児童相談所から「各里親会と個別に解決してください」と言われるのですが、各自治体で格差があり、子どもの養育や里親の申請に差が出るのは、おかしいのではないでしょうか。このことは全国里親会として是正していくことはできないのでしょうか。
いろんな意見や厳しい状況を聞かせていただきまして、全国里親会として、各児童相談所にこのような内容をお伝えし、打開策を見出してもらうようにお願いします。それと申請に関しても十分な質問をしていただけるようにお願いしようと思います。
たとえすべて受理してもらえるわけではありませんが、納得のいく説明を受けられるように、していくことが望ましいです。
高齢児童の委託について、進学にあたって貸付の問題があります。現状は里親さんが善意で連帯保証人になっているようです。里親さん個人の善意に頼って保証人になってもらうのではなく、保証基金のようなものを考えていただけないでしょうか。
保証的なことはよく言われます。これが施設であれば成年後見等にもっていけると思うのですが、里親さんの場合についてこれからの話になってくるかと思います。
地域里親会からの質問なんですが、地方の里親会は財政難で、充実した里親支援ができていません。全国里親会に納める会費が高額で、会員からの会費がそのまま全国に流れているというのが現状です。会費を値下げしていただくことはできないでしょうか。
過去に内閣府から会費が低いことを指摘されてきた経緯がございます。会費を少しあげましたが。寄付活動でまかなうようにしております。ご理解いただきたいと思います。
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