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里親をやってみたけれど、こんなに大変だとは…正直しんどい、後悔している…。
そんな思いにかられる時はありませんか?
それは、里親をはじめたばかりなら必ずといっていいほど、通る道です。
そんなときどう乗り越えたら良いでしょうか?
このブログでも何度も出てきている「試し行動」。
わざと里親を困らせるような行動をして、相手の反応を見たりすることです。
■試し行動についての体験談や対処法紹介|里親なら誰もが通る道を乗り越えよう
奈良市の子育ておうえんサイトの里親支援ミニコラムでも、こんな声があります。
(養育里親の佐藤さん(仮名))
> とてもいい子なのですが、食事の時に、食べ始めたら食べ終わるまで話をすることすらできないほど、食べることにこだわっていました。また、語彙が少なく、「よそいきの服を着てね」等の言葉が通じなかったこともあり、幼稚園に行く道で、できるだけたくさんの話をしていろいろな言葉を伝えるようにしていました。
(引用元:子育て@なら 里親支援ミニコラム「里親家庭におじゃまします!」より)
(ベテラン養育里親の山田さん(仮名))
> 具体的に大変だったエピソードなどはありますか?
大変だったことは子どもによってだいぶ違いました。育てにくさを感じる子どももいました。その中でも一番大変だったのは、預かった子どもが日常のひとつひとつにごねていた時でしょうか…
例えば食事をしている時に私が食器を置くとそれが気にいらない、食事がおわって歯磨きを促すとそれも気にいらない、出かけるときになって靴下をはきたくない…ひとつひとつに時間がかかり、スムーズにいかなかったんです。それもすべて日常のことだったので、毎日毎日ヘトヘトでした。しかもそれが数年間続いたんです。何かを私がすると反対のことをしたがる。今振り返って思えば、注目してほしいと思っていたのかもしれませんが、そのときは本当に大変でした。
(引用元:子育て@なら 里親支援ミニコラム「里親家庭におじゃまします!」より
いくら事前に学んでいてわかっているつもりでも、実際にその場を経験したら…。
先輩方も、同じ道を歩んでこられたのですね。
いくら事前に学んでいてわかっているつもりでも、実際にその場を経験したら…。
先輩方も、同じ道を歩んでこられたのですね。
上記、ベテラン養育里親の山田さん(仮名)はこのようにしていったそうです。
>それはどういう風に収まっていったのでしょうか?
一番は時間でしょうか。
私は子どもに対しての対応が工夫できるようになってきました。
特に自分自身が感情的にならないように、今の自分の状態を客観的に見ながら子どもに接することができることが増えました。
また、子どもも成長とともに落ち着いてきました。
また、一緒に生活する時間が長くなり、お互いのことを知ることができたことも大きかったです。
(引用元:子育て@なら 里親支援ミニコラム「里親家庭におじゃまします!」より
先輩から学べることのひとつは、「いつまでもこの状況が続くわけではない」
ということだと思います。
子どもも、そして自分自身も成長する。
工夫してみること。お互いを知ること。
そんなことが大切なのですね。
当団体の代表 岩朝しのぶも委託当時、そのような悩みがあったようです。
里親サロンには未委託の方も参加されますが、委託された後が
一番大切な時期でもあり
一番しんどい時期になるので
その時こそ、子連れで大変だけど(里親のサロン等に)参加していただきたいなぁと思います。
私もKが来たばかりの頃は連れて行く準備をするのも大変でしんどかったですが
あの時期に「しんどい」という事をアピールしてみんなに把握してもらう事はすごく意味があると思っています。
(中略)
子育てに行き詰らないように 試し行動に泣く日々にならないように
みんなで考えて みんなで話して時にはランチにでも行って発散していきましょうネ
(引用元:JILL姉の里親日記 より)
里親をした人はだれでも一度は、「大変だ…」という気持ちになると思います。
それを解決するためのひとつの方法としては、
里親同士の交流の企画や相互の応援、そして、何より連携が大事だと思います。
以前に岩朝しのぶが登壇したシンポジウムの報告ではこのようにまとめてあります。
(1)委託を受けて困ったこと・悲しかったこと
「試し行動」(里子が、里親にわざと困らせる態度をとって愛情などを図る行動のこと)のその行動自体ではなく、子どもが試し行動をせざるを得ない自身の行き場のない怒りや悲しみにもがいている姿、その姿を見ることがやるせないというお話がありました。
委託を受けた子どもは18歳になれば委託解除になり、実親の元へ戻ったり、自立し我が家から巣立っていきますが、
定期的に実親とともに我が家へ遊びにきたり、自立した子どもが立ち寄ったりしてくれることが、子どもの成長も見え、「里親冥利につきる」という話を、温かなまなざしで話されていました。
里親の思いを聞いたところ、「里親は大変だ」という答えは多いですが、
その反面やって良かったという答えもまた多いです。
特に子どもの成長を肌で感じられることはかけがえのない喜びです。
子どもたちが家に来るときは、「血よりも縁」と思い委託を受けています。
(引用元:奈良市フォスターサポート(里親支援)シンポジウム報告 より
平成28年9月3日(土曜日) コーディネーターとして岩朝しのぶ 出演 )
里親をした人はだれでも一度は、「大変だ…」という気持ちになると思います。
それを解決するためのひとつの方法としては、
里親同士の交流の企画や相互の応援、そして、何より連携が大事だと思います。
先輩里親とつながり、話を聞き、知識と情報を共有しながら、
こどもを中心に置き、連携をとる事が一番重要でこの仕組みを今作ろうと思っています。
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