今回は、里子がつくウソについてです。
わが家の実子もそれぞれウソはつきましたが、頻度が違うんですよね。
どうやら私は、ウソを受け流すことが苦手で、とても苦労しました。
「ウソをつかれたらお母さんは悲しいよ」と伝えても、全然なくならないウソへの対応、わが家のお話をさせていただきますね。
参考になれば幸いです。
私たち夫婦には、男の子2人、女の子1人の実子がいます。
(里子が初めて委託された時の実子の年齢は、高1、中2、小5でした)
私は過去に、重い悩みを抱えた方の話を電話で聞かせてもらっていました。電話の向こうで苦しむ方のほとんどが、幼少期から親子関係に問題がありました。
人が精神的に安定し、生きていくためには、親との結びつきが大事だと痛感し、親と暮らせない子どもと、小さい頃から関われる里親になろうと思いました。
Rくんは、生まれて間もなくから4歳まで、乳児院と養護施設で育ちました。
4年の間に数ヶ月家庭復帰をしましたが、その時に実親さんから虐待を受けた被虐待児です。
委託時、発達の遅れありとのことで、お話は聞いていましたが、後にASD、ADHD、愛着障害の診断を受けました。
知的にも遅れがあり、現在は小学校で、支援学級に在籍しています。
ウソをつかれるって、とっても悲しいことですね。
まして、信頼関係が築けていない里子にウソをつかれると、悲しみどころではありません。
里子側からすると、信頼関係が築けていないから、ウソをつくんですけどね。
わが家のRくんも、小さいウソから大きいウソ、バレバレのウソ、しょーもないウソをつきまくりでした。
残念なことに、信頼(愛着)関係が築けるまでは、ウソをつき続けます🥲
さらに残念なのが、その信頼(愛着)関係は、すぐに築けるものではありません😭
だとしたら、信頼関係が築けるまでの間、そのウソに次ぐウソに振り回されないように工夫が必要だ!と私が考えた策がコチラ↓
・許容範囲を広げること
・感情に引っ張られないこと
・スルースキル
・自分のものさしで見ないこと
中でも、特に私が心がけたのは4つめの『自分のものさしでみないこと』
自分のものさしでみないとは・・・
何度も約束したから、もうウソはつかないだろう
と勝手な予想をすることです。
私のものさしと、実子育児の経験が邪魔をします😅
さらに、心の準備をしておきます。
何度約束しても、またウソつくぞ(笑)
そう思って対応します。
なぜなら、信頼(愛着)関係が築けていないからです。
疑ってかかるというより、最悪な状態を予測しておくってことです。
そうすると、自分の心が揺さぶられる事が減り、ウソをついたRくんに対しての気持ちも変わってきました。
嘘をつかれたり、誤魔化されたり、あざむかれたり・・・。
頻度があまりにも多いと、腹が立つし、悲しくなりますよね。
里親のことを信頼してないから、嘘をつく?ごまかす?
全部里親が悪いのか!?
ってなります。
どうか、自分を責めないでくださいね。
『ウソをつくってことは、まだこちらを信頼してないんだな』
と、シンプルに事実だけを捉えるにとどめてくださいね。
あなたは悪くな〜い♪
もっというと、誰も悪くな〜い♪
一緒に生活するには、ベースの愛着関係が大事で、それを築き上げていきたいのに、ウソばかりつかれると、関係作りがとても難しいものです。
難しいから工夫が必要です。
頭ではわかっていても、心がついていかないですよね…。
がんばって、すぐに結果が出るならやる気もおきますが、がんばれば、思ってもない方向に利用されたりと、悲しい結果になることが多くて、正直言って、信頼関係なんかほど遠い時期がありました。
悲しいことに、信頼(愛着)関係が築かれるまでは、ウソをつきます。
なぜなら、それは里子の防衛本能だからです。
さらに悲しいことに、信頼(愛着)関係は、簡単には築けません。
はっきり言って、かなり疲弊しますがこちらのものさしで測らず予想して先手を打って覚悟して乗り越えましょう(笑)
ものさしは人によって違うもの。
ものさしは、自分が生きる上でできあがったもの。
結構大事なものですよね。
でも、これにとらわれ過ぎると、自分が苦しみます。
さじ加減が難しいのですが、私がやってみた対応の一つをご紹介しました。
さて、みなさんはウソに対して、どう対処されますか?
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