近年、インターネットに関する犯罪に子どもが巻き込まれる事件が頻繁に報道されていることを受けて、「ペアレンタルコントロール(子どものスマホアプリの課金やゲームなどの時間を管理する取り組み)」の実施を検討する親が増えています。
そこで今回は、子どもにスマホやゲームなどの電子機器を適切に利用させたい方に向けて、ペアレンタルコントロールの意味や機能、必要性などをまとめました。
ペアレンタルコントロール(英語:Parental Controls)とは、子どもによるパソコン・携帯電話・スマートフォン・ゲーム機など情報通信機器の利用に対して、親が監視・制限を行う取り組みを意味する言葉です。「親としての制限」「視聴年齢制限」「ペアレンタルロック」などと呼ばれることもあります。
子どものインターネット利用割合は年々増加傾向にあり、内閣府の最新の調査によると、97.7%の青少年がインターネットを利用していることが分かっています(2021年度)。学校種別では、⾼校⽣の99.2%、中学⽣の98.2%、⼩学⽣(10歳以上)の96.0%がインターネットを利⽤している状況です。
また、機器別に利用割合を見ると、スマートフォンが68.8%、ゲーム機が59.8%、テレビ(地上波・BSなどは除く)が46.7%、⾃宅⽤のパソコンやタブレットなどが45.3%となっており、スマートフォンを利用する子どもが非常に多い状況が見てとれます。
その一方で、知識・経験が未熟な子どもが制限なくインターネットを利用すると、有害サイトの閲覧・ネット依存症など、悪影響を受けてしまうおそれがあります。
こうした状況下において、アプリの制御・コンテンツ閲覧に対するフィルタ・利用時間の制限などのペアレンタルコントロール機能を導入することで、子どもの安全なインターネット利用につなげられます。
ペアレンタルコントロールの主な機能としては、以下のような項目が挙げられます。
また、ペアレンタルコントロールの機能があらかじめ搭載されているスマートフォン・タブレットなどの機器も多く、これらの機器の過剰な利用や、有害サイトへのアクセス、有料コンテンツの購入による高額な利用料金の請求、凶悪な犯罪に巻き込まれるなどの事態を未然に防ぐことができます。そのほか、子どもの機器が手元にない場合でも、リモートで利用設定を変更できるサービスを提供している企業もあります。
こうした機能を利用することで、子どもの「不適切なWebサイトの閲覧」「ゲームのしすぎ」「動画の見すぎ」「出会い系サイトへのアクセス」「LINE利用時のトラブル」「登下校時などの不適切な行動」などを防止できます。
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