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フォスタリング機関とは?概要、役割、機関の一例も紹介

最終更新日2022.05.16 公開日2022.05.16

2016年に改正された児童福祉法により、「子どもの家庭養育優先原則※①」が明確化され、都道府県の行うべき里親に関する業務(フォスタリング業務)が具体的に位置付けられました。また、2017年8月には、厚生労働省のもとで「新しい社会的養育ビジョン」が取りまとめられ、子どもの発達ニーズの観点からの里親委託率とより質の高い里親養育の実現が求められています。


これを受けて、今後ますます重要な役割を担うようになる民間のフォスタリング機関の設置が全国で拡大しています。そこで今回は、すでに里親として委託児童を養育している方や、里親になることを検討している方などに役立つ情報として、フォスタリング機関の概要や役割、機関の一例を中心にまとめました。


※①:「まずは地域の中で家庭の中で子どもが健全に育つように地域の家庭支援を充実させていく必要がある」とする原則。 これを実現するために、「子どもが家庭において心身ともに健やかに養育されるよう、子どもの保護者を支援しなければならない」という家庭支援推進が明記された。

フォスタリング機関とは

本来、フォスター(英語:Foster)は、「育てる、養育する」を意味する単語です。ここから転じて、フォスタリング機関とは、「里親支援を行う機関」を意味します。


厚生労働省の資料によると、フォスタリング機関とは、一連のフォスタリング業務を包括的に実施する機関のことで、また民間フォスタリング機関とは、都道府県知事から一連のフォスタリング業務の包括的な委託を受けた民間機関のことであると定義付けられています。

フォスタリング業務とは

同じく厚生労働省の資料によると、フォスタリング業務とは、里親のリクルートおよびアセスメント・里親登録前後および委託後における里親に対する研修・子どもと里親家庭のマッチング・子どもの里親委託中における里親養育への支援・里親委託措置解除後における支援に至るまでの一連の過程において、子どもにとって質の高い里親養育がなされるために行われるさまざまな支援のことです。

 

なお、法律上、親族里親や養子縁組里親もフォスタリング業務における支援対象に

含まれますが、養子縁組成立後の養親および養子への支援についてはフォスタリング業務

に該当しないため注意しましょう。

フォスタリング機関の役割

フォスタリング機関は、里親登録をしている人に対して、日々の子育ての悩みや、養育の中で生じる困り事などを共有し、解決に向けた支援を行う機関です。


また、里親制度に関心を持っている人や「里親になりたい」という人を増やすための普及啓発のほか、里親家庭での生活を終えた子どもへのアフターケアなど、里親や子どもに関する支援を一貫して行っています。

フォスタリング機関の一例

最後に、一例として、関東エリアにおける代表的なフォスタリング機関を下表にまとめました。

支援対象エリア

実施法人・機関の名称

東京都(児童センター、北、足立、江東・江戸川区、荒川区、港区、多摩児童相談所管轄内)

社会福祉法人二葉保育園、二葉乳児院、二葉・子どもと里親サポートステーション、二葉学園

東京都(世田谷区児童相談所管轄内)

社会福祉法人 東京育成園 フォスターホームサポートセンター ともがき

川崎市 かわさき里親支援センターさくら/社会福祉法人厚生館福祉会(※養子縁組里親フォスタリング機関)
千葉市 NPO法人キーアセット

 

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