現在、2人の里子ちゃんの「おかあさん」として日々奮闘?している養育里親です。
初めて委託を受けたのは今から3年ほど前。
その後、短期委託も含めて計4人の里子ちゃんとの出会いを経験しています。
自己紹介&里親認定を受けたきっかけは「委託時0歳の考え方を実践」に記してありますので、興味のある方は読んでいただけたら幸いです。
さて、わが家は閑散とした地方の住宅街に長年住んでいます。
近所との付き合いもあり、生活していく上で「周り」との関わりが多い地域です。
地域柄、ということもあると思いますが、今回は「周り」との関わりについて、私が感じたことを共有します。
※里親を取り巻く周辺(知人・近所の人など関わりのある方)=「周りの方」を、以降 「周り」と表現します。
私が里親をしていると事前に知らない方は、初対面で里子と会ったとき、「あれ、小さいお子さんいたっけ?お孫さん?どちらのお子さん?」のように、里子と私の関係性をあいさつのように聞いてきます。(結構ぐいぐいプライベートに踏み込んできます。)
そのときは、「うちの子なの❤」と紹介します。
また、「お名前は?」と里子に話しかけてくれる方も多いです。
わが家の里子たちは通称ではなく、実姓を名乗っているので、当然、私とは異なる姓を名乗ります。すると、相手の方も何かしらをその段階で察してくれます。
まず、「うちの子」と紹介するようにしたのは、里子が安心できるからです。初めの頃は私も説明に戸惑うことがありました。そうなると里子も不安そうに私の顔を見つめてくるのです。不安にさせないためには「うちの子」と紹介することが一番しっくりしました。
人によって紹介の仕方を変えたりすることも、里子が迷ってしまうのでしないようにしています。
そして、里子との関係性=養育里親をしていることを必要に応じて伝えています。
「周り」に伝えるということで、相手も里親家族の一員として里子に接してくれます。それは、温かい目で見守ってくれていただいているという安心感に繋がっています。
でも、伝える真の目的は誤った情報(噂)で里子が傷つかないようにするためです。
「養育里親」が広まっていない地域なので、「里親」という言葉だけでは理解していただくことが難しいのです。誤った認識を持っている方の一部には悪気もなく、里子の前で「よその子」や「親のいない子」と口にすることもあるのです。
「里子」に様々な背景があるということが広まっていないという現実。まだまだ里親&里子は「特別な関係」として、「周り」から見られているという感覚が強いです。
お住まいの地域で、「周り」との関わりは異なるかと思います。私の経験が「情報」としてほんの少しでもお役にたてたら嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。
【参考文献】
『里親家庭で生活するあなたへ 里子と実子のためのQ&A』
山本 真知子 著 岩崎学術出版社
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